DTPとMacintosh

当時、私はニューヨークの小さな広告代理店から相談を受けました。世の中はDTP(デスクトップ・パブリッシング)が普及しだしていた頃でした。その会社の社長は「DTPというものを取り入れなきゃいけないようだが、どう始めればいいのかわからない。」と言いました。私はアメリカに渡る前は日本でメインフレームのシステム開発をしていました。広告代理店の社長はそれを聞きつけて相談してきたのです。私はパソコンの事はあまりよくわかりませんでしたので「調査期間をいただければ、ひと月で導入します。」と提案しました。それがMacと始めて出会うきっかけになりました。

私は、手始めに業界雑誌を読み漁り、世の中にはMacやPC、Amigaといったコンピュータが存在してお互いしのぎを削っていることが分かりました。どれが今後主流となるのか、雑誌の主張を読み比べても判断が着きません。そこで、当時パークアベニューにあったプリンティングビューロー(コンピュータで作った原稿を印刷する会社)BizTrendに飛び込で聞いてみると、「印刷関係はMacのほうがよい、なぜならばWYSWYG(*1)だから」という事でした。

BizTrendはアメリカならではの、気さくで親切な会社で、最初に眼があって声をかけた女性がその後も担当となってその広告代理店の印刷はBizTrendに依頼するようになりました。BizTrendで、実際にDTPの流れ、QuarkExpressの画面からフィルムになるまでを見せてくれ、はじめてDTPのイメージを掴むことができました。


*1 WYSWYG

Wiki
ディスプレイに現れるものと処理内容(特に印刷結果)が一致するように表現する技術。
What You See Is What You Get(見たままが得られる)の頭文字をとったものであり、「is」を外したWYSWYG(ウィズウィグ)と呼ばれることもある。
http://ja.wikipedia.org/wiki/WYSIWYG

Macintoshコンピュータの生い立ちと、このWYSWYGを生んだゼロックスとは深い関係があります。私は後になって、アリゾナのソフトウエア開発ツールの会社社長から当時の生々しい話を聞いたことがあります。彼はスティーブ・ジョブズから直接話を聞いたそうです。その話はいつか紹介したいと思います。

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DTPとMacintoshMacでシステム開発

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