Macintosh_IIfx

Mac II fx

これは私の憧れのマシンでした。

当時、ニューヨークでは商社丸紅がMacintoshコンピュータを扱っていた代理店でした。
私は中古のMac II を購入し、自宅で遊んでいましたが、お客様を開拓しなければいけません。
そこで、丸紅が催した展示会に行ってみました。

展示会で私は、いろいろ業界の情報を聞き出そうと、丸紅の方から質問したりあれこれマシンを触って操作していました。
そうすると、その様子を見ていたのでしょう、ある中年の男性が声をかけてきて、高解像なレーザープリンターの事を質問をしてきました。
わかる限りで返答しますと、感心した様子で
「丸紅の人にきいても答えてくれなかったが、おまえさんはよく知っとおるな。ちょっとお茶でも飲まんか」
と誘ってきました。それがその後長年にわたる阿武さんとの出会いでした。

翻訳会社を営む阿武さんとは実にいろいろな思い出があります。しばらくは彼が私のスポンサーみたいなものでした。次から次へとコンピュータのハード、ソフトに関していろんな仕事を振ってくるのです。コロンビア大学の近くにある彼の邸宅には何十回ときかないくらい通いました。かれは若くして喉頭がんで亡くなってしまいましたが、そのあとも彼の奥さん(コロンビア大学の講師)とはときどきFacebookでやりとりします。

当時の彼のもくろみは、出回り始めた高解像なレーザプリンタで版下を作り、安く出版などのサービスを提供しようといったものでした。かれは相当プロフェッショナルな翻訳家でしたが、山っ気たっぷりの人でした。一度はアラブの王家の親戚かなんかから水のパイプラインの権利を買おうか迷っていました。よくある詐欺話なんですが。

そんな阿武さんと仲良くなり、家に遊びに行くと当時ではばかでかい印象でしたが、20インチモニターとMacIIfxが鎮座していました。
私は自分のマシンに比べ、その処理速度にため息をつき、うらやましがったものです。

このマシンは、当時最高峰で私の初代MacII 16MHzに対して、40MHzと危険なくらいぶっぱやくCPUを回すのでした(当時としては)。いま、Wikiで確認してびっくりしましたが$9,900….. 当時のレートはいくらだったか、百数十万円です。

システム開発にまつわる話としては、翻訳原稿と翻訳結果のDBを作ったことでしょうか。語句をコピーして他のアプリに引渡したり、、、後年また違う翻訳会社のために簡単なシステムを作ったこともありますが、当時はあまり本格的な翻訳業務用システムがなかったんですね。

彼はそこでQuark Expressを駆使して翻訳の原稿を書いていました。翻訳の原稿にしてはオーバースペックですが、、。エネルギーにあふれ、興味の赴くままDTPの世界で遊んでいた阿武さん、いまでもときどき思い出します。


Release date March 19, 1990
Introductory price $9,900
Discontinued April 15, 1992
Operating system Mac OS 6.0.5-7.1.1(Pro), 7.5-7.6.1
CPU Motorola 68030 @ 40 MHz
Memory 4 MB, expandable to 128 MB (80 ns 64-pin SIMMs)

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Macintosh_IIfxMacでシステム開発

紹介

Mac歴25年。PC歴はもっとですし、信望者というわけでもありませんが、永いです。12”のMacbookのあとはしばらく使っていませんでしたが、Late2008以降は仕事のノートブックもMacに。Macbook Air 2012を手に入れましたが、忙しすぎてまだ主力デビューさせられない状態。

カテゴリー: デスクトップ

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